白河小峰城
福島県白河市
日程 : 2018年9月25日
天候 : ☂
コース:
お薦め度: ★★★★ / 総見学時間: 30分
二本松城についで訪れたのは、福島県白河市にある平山城の白河小峰城。
東北地方では珍しい総石垣造りの城で、盛岡城、若松城と共に「東北三名城」
の1つに数えられる。周辺は城山公園として整備され、公園内には結城氏や
阿部氏に関する資料を展示した「白河集古苑」や「白河バラ園」がある。
東日本大震災により石垣等が崩壊したため、三重櫓も含め本丸は立入禁止
となっていたが、2015年に入城可能となった。
白河小峰城は南北朝時代1340年に結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城
と名づけたのが始まりとされる。1590年、城主の白河結城氏が豊臣秀吉の
奥州仕置により改易されるとこの地は会津領となり、蒲生氏、続いて上杉氏
再度蒲生氏が支配したが、1627年に丹羽長重が10万石で棚倉城から移封
されると、幕命により1629年より城郭の大改築に着手、3年の歳月を費やして
今の形に完成した。
その後丹羽氏、榊原氏、本多氏、奥平松平氏、、と7家21代の城主の交代に
なり最後は幕領となるが、1868年戊辰戦争で奥羽越列藩同盟軍と新政府軍
との激しい攻防の舞台となり、5月1日、大半を焼失し落城した。
城跡には曲輪・土塁・石垣・水堀を残すだけだったが、写真の三重櫓は
1991年に復元された。
三重櫓の前御門。1994年に残された資料に基づき復元された。
三重櫓、南西から
三重櫓
狭間から
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